(1) 何といっても、「元本保証」の商品か、それとも元本割れするリスクはあるけれども、大きく増やせる可能性のある商品か、そのいずれであるかをまず確認すべきです。管理人としては、基本的には、「元本保証」をおすすめします。なぜなら、年金保険とは、そもそも冒険をする商品ではないからです。いま話題の変額年金などは、何のことはない、保険会社の側の自己防衛のための商品なのです。通常の「元本保証」は、いったん契約したら、たとえ運用がうまくいかなくても、最初に保証した額は将来支払わなければなりませんが、変額なら、運用の通りに支払うだけで、保険会社が「逆ざや」のリスクを負う必要がありません。それが実状であるのに、あたかも、うまくいけば将来受取額が大きく増える可能性がありますよ、といって販売しているのが変額個人年金等なのです。あなたが本当にリスク覚悟で大きなリターンを求めるなら、株式やFX、投資信託などに投資すべきです。年金保険でリスクを負うなど、筋違いですよ。
◆ 「元本保証」を推奨する管理人ですが、ただ、同じ「元本保証」の商品でも、比較するとけっこう予定利率が違っているようです。つまり、会社によって強気の運用を計画しているところと、やや弱気のところと、入り交じっています。もちろん、比較して一番予定利率の高い会社の商品を選んだけれど、その会社が破綻してしまったとなれば、何の意味もなくなってしまうのですが、そこは「賭け」ですから、しかたがありません。あらかじめ会社の健全度を知るために、格付けとかソルベンシーマージンといった指標を参考にするのもいいのですが、こういった指標はアテにはなりません。なぜなら、本当に財務内容の悪くなっている会社は、ウソの数字を公表するからです。過去に破綻した保険会社はみなそうでした。だから、こうした指標は気休め程度に眺めるしかありません。
◆ それから、これはかなり実務的なことがらですが、加入後にどのていど契約内容を変更できるかといったことも、比較の際にはおさえておくべきだと思います。たとえば、解約はいつでもできるか、できる場合、契約から何年過ぎればそれまで支払った保険料分が戻るのか、といったことも知っておきたいところでしょう。また、将来年金を受け取る時期を変更できるか、年金形式を一時金にできるか、またその反対ができるか、といったことも大事です。
(「個人年金・個人年金保険・年金保険の比較・注意」の記事 続く ↓ )